1955年 イプ・コフォド・ラーセンのデザインによるSella Mobelindustri製コーヒーテーブル。

ハンス・J・ウェグナーやフィン・ユールなどと共にデンマーク家具業界の黄金期とも言える時代を築き上げ、デンマークのみならずスウェーデン、イギリスなどでも活躍し、通称エリザベス・チェアなどの名作を残したイプ・コフォド・ラーセン。
コフォド・ラーセンの作品はウェグナーのように量産されたものが少なく現代では希少性が高くなっています。34歳の時にSella Mobelindustriより発表されたこの作品もその一つ。生産数は非常に少なかったようです。

このコーヒーテーブルにはその後の家具デザインに多く見られる、脚と貫が一体となる美しいデザインが取り入れられています。下端は水平、上端は逆アーチ状の貫を用いることで、天板が浮いているように見え、軽快な印象を与えてくれます。さらに、天板エッジの二段階テーパーにより薄さを際立たせ、極限まで重量感を抑える工夫がなされていることが伺えます。
木材の王様とも言われるローズウッド。雄大な木目模様もこのコーヒーテーブルの魅力の一つです。

木部はサンディング後オイル、WAXにて仕上げていますので、長い年月を経たローズウッド材の魅力を最大限に引き出しております。

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