デンマーク Soborg Mobler社製 1950年代 Borge Mogensenデザインによるキャビネット。

まずはキャビネット内の構成から。右扉にトレイタイプの抽斗が4杯、中央扉に取外し可能な棚板が3枚、左上部扉にトレイタイプの抽斗1杯、左中央はチークを削り出した取手を備えた抽斗が2杯、左下部扉に取外し可能な棚板が1枚。
ご覧いただいた通り収納力は豊富です。トレイタイプの抽斗にグラスやプレートを収めておけば、トレイごとテーブルへ運ぶことができ便利。左下部内の棚板を外せばお酒などのボトルを収めるには最適な場所となりそう。

大部分をチーク材で占める中、脚部に明るいブナ材を用いている。デザイン的要素だけでなく、色の濃いチークの重量感を軽減する役目も担っていることが伺える。脚先にはチークを履いているので、汚れや傷が付いても目立たないのもうれしい。抽斗だけ他とは違い木目を横方向にすることで縦木目とのコントラストが生まれ、目の置き所を作る見事な意匠となっている。

木部はサンディング後オイル、WAXにて仕上げております。
左中央の抽斗地板は新たなものに交換しております。

［追記］カギ2本付属。

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